引き戸が反ってしまった時の対処方法
早期発見、早期対策が肝心
一般的に木製の扉には反りが発生します。
引き戸が反ってしまって、放置。
そのまま使用し続けてしまうと…
引き戸の柱が傷だらけ。引込み戸は壁に傷。引違い戸は相方の扉に傷が…
柱や壁、扉が擦り傷だらけになってしまってからでは手遅れで、あちこちの修繕が必要になってしまいます。
更に反ると扉本体がレールから外れてしまったり、金具がうまく作動しなくなったりと不具合だらけになり、引き戸として機能しなくなってしまいます。
扉の変化に気づいたら、そのまま使い続けずに対策をしてください。
反った引き戸を元の形に近づける方法
換気と空調を内側と外側(お部屋と廊下)、併せて調整することが有効になります。
●乾燥の季節は加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しにして湿度を調節して様子をみる。
●梅雨の時期などは除湿器を使って様子をみる。
●扉を開けたままにして様子をみる。
●壁と引き戸の間にダンボールを挟んで一晩置いて様子をみる。
それでも引き戸の反りが改善されない場合は、施工業者さんへ相談し修繕していただくか、新しい引き戸に取り替えることになります。
エアコンを使っているお部屋と、お部屋の外側との湿度差。
暖房器具を使って閉め切ったお部屋と、寒い廊下の湿度差など、乾燥と湿気に弱く反ってしまう木製扉。
引き戸で隔てた内側と外側で湿度の差が大きいと、扉は反ってしまいます。
引き戸が反っている原因(湿度の差)を改善して、出来るだけ元の形に戻しましょう。
上記の方法は簡易的なものですので、一時しのぎの方法です。
蓄積された反りは完全には直りませんので、新しい扉をお薦めしています。
合わせて知りたい快適な湿度
快適な暮らしに適した湿度は
- 快適と感じる湿度…40%~60%
- カビ対策…湿度60%以下
- ダニ対策…湿度60%以下、80%以上
- インフルエンザ対策…湿度50~60%
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