反らないハイドア -岐阜県土岐市 S様-
ベテラン棟梁の扉探し
ご自宅を新築。ご自身の手で。
―本日はよろしくお願いします。S様は、50年以上大工さんをやってらっしゃるとのこと。大ベテランですね。
「気がついたらこんなにやってました(笑)。でも、身体にもガタが出てきてるから。もう少しで引退かなーとは思ってます。」
―いやいやそんな事おっしゃらずに。ところで、50年もやってらっしゃると大工さんの業界も色々と変化があったのではないですか?
「昔は工務店として一式請け負いで、図面引くところからやってました。ここ20数年ほどは住宅メーカー様の手間請けがほとんどですね。
個人経営だとなかなか。。。時代の流れです。」
―確かに、家を建てようと思ったらまず住宅展示場とかへ行っちゃいますもんね。
「でも本音言うと、本当に自分の建てたい家が建てられなくてウズウズしてました。」
―ウズウズが限界まで来て、ご自宅を建てられたんですか(笑)
「さすがにそれはないです(笑)。区画整理で立ち退きの話が出たので、この際だから建ててやろうって。
最後の『自分らしい仕事』として。」
―なんかカッコいいなぁ。
「カッコで建てたわけじゃないですよ(笑)。仕事道具とか材料の置き場所も欲しかったから、倉庫を借りるよりも建てた方がいいと思ってね。」
「建築はプレカットが当たり前になって、昔みたいに自分で刻み仕事することもないですから。作業場所はそれほど広いところでなくてもいいし。」
―ここにも時代の波ですか。でも、ご自宅だったら自由に建てられたでしょうね。
「思う存分、好きなことが出来ました(笑)」
メーカー品との違い
「玄関を入って真正面がリビングの入り口になってます。一番目につくところにはハイドアが入ってると感じが良いんですよね。」
―ハイドア。高さが8尺クラスのですね。確かに背の高い扉があると感じが変わります。
他社様、大手メーカー様でもハイドアは出してらっしゃいますが…弊社にご依頼いただいたのはなぜでしょうか?
「某大手建材メーカーのハイドアをいくつか入れてきたけど、反るんだよね。ハイドア。」
―反りが出ますか。。。経験豊富な棟梁さんの言うことだから間違いはないでしょうね。
「だから迷いがあったんですよ。ハイドア入れるの。かっこいいから入れたかったんだよね。」
―見た目を取るか、実用を取るか。
「ええ。その頃、ちょうど創北(注:オーダードア.com運営会社)さんを紹介してもらって。相談させてもらったんです。反りにくいハイドアって作れないかと。」
7年経って
高さ8尺クラスのガラス入り片引き戸。
―当時、弊社にできる限りの反り対策をして納めさせて頂きました。その後、いかがですか?
「7年経つけど、反ったことないですね。」
―嬉しいお言葉です。
「冬場はリビングでダルマストーブ焚くこともあるんですが、玄関ホールとリビングの温度差が激しい時でも大丈夫でした。」
―ダルマストーブですか。懐かしいですね(笑)。薪を焚くやつですよね。子供の頃家で使ってました。あれは暖かいですね。
「作業現場で出る木片が燃料ですから光熱費かからなくていいですよ(笑)」
―エコライフでいいですね(笑)
反らないよう鉄芯を入れたりしましたので、価格がそれなりになってしまったかと思いますが、コスト的にはいかがでしたか?
「思ったよりリーズナブルな価格だと感じました。製造直売の強みですかね。」
「それに、メーカー品だとこんな注文聞いてくれませんし、仮に聞いてくれたとしてもかなり高くなると思いますよ。」
弊社の建具はいかがでしたか?
―S様邸では、リビングだけでなく1棟まるごと分の室内建具をご用意させていただきました。
建具全体の感想といいますか、弊社の製品はいかがでしたか?
「製造直売のおかげですかね、仕上がりも、ヘタなメーカー品よりずっと上だと思います。」
―ありがとうございます。ご満足頂けて嬉しいです。
本日は、お忙しい中ありがとうございました。お仕事でおケガなどされませんように、無理のない範囲でお仕事を続けて頂きたいと思います。