ドア(開き戸)の錠前のお話
普段何気なく開閉しているドア。何気なく触っているドアノブ。
更に普段は目にも見えないドアの内部。開き戸にとって内部のドア錠はどれだけ重要なものか、ご紹介します。
ドア錠はドアに埋まってる金具
ドアを開けると、小口(ドアの横)についてるこれ。
出ている三角の棒のようなもの(ハンドルを動かすとヒョコヒョコ出たり引っ込んだりする)
これを「ラッチ」と呼びます。
ドアがきちんと閉まり、勝手に開かないようにする役割をしています。
■チューブラ錠
小口に埋め込まれたステンレス板(フロント)部分の高さが、57mm程の小さいものを
「チューブラ錠」と呼びます。
ドアへの取り付け加工が簡単なので、その分ローコストです。
昔の室内ドアはチューブラ錠を使ったものが主流でした。
「ケース錠」は、フロント板の高さが130mm程度のものが多いです。
チューブラ錠よりも大きく、取り付け用の穴の加工は複雑ですが、加工用の自動機が進化して普及しているのでケース錠が主流になってきています。
どう違うの?チューブラ錠とケース錠の比較
これがチューブラ錠のドアの中に埋め込まれている部分。
この小さなボディにラッチ機構が詰まっています。
高性能っぽく聞こえますが…
耐久性が低く壊れやすいんです。
金物メーカーの中には、チューブラ錠の販売を打ち切ったところもあります。
小さくて頼りないのがチューブラ錠。
対してこちらがケース錠の一種。
埋め込まれる部分が大きく、その分頑丈に出来ています。
玄関ドアなどに使われる頑強なものは、更に大きいです。
ラッチが壊れると大変
トイレの中にいる時にラッチが壊れて閉じ込められ、ドアを蹴破って脱出した。
という事故も実際に起きています。
比較的破壊しやすいデザインのドアだったから良かったものの。。。
ドアを壊すには相当なパワーが要ります。
壊れたら出られない。だったら丈夫で壊れにくい方が良いですよね。
ラフィーノは丈夫なケース錠
そのような事故を防ぐ意味でも、
弊社「ラフィーノ」では丈夫なケース錠を採用しております。
更にラフィーノは見えるフロント部分は細長く、スタイリッシュなデザインです。
しかしながら、ケース錠なら絶対に壊れない、というわけではありません。
日頃のメンテナンスが重要になります。
建具を長く快適にご利用いただく為のメンテナンスについては、別記事でご紹介しています。